こんにちは。編集長のいかりです。
いよいよ冬本番……という寒さになってきました。今週の東京は、雪が降る可能性があるとか
ほっぺたがピキーンとなる感じ、これから師走気分も高まっていくでしょうか。
さて、この週末、歌舞伎を観に行ってきました。来年春になくなる歌舞伎座、今年はずっと「歌舞伎座さよなら公演」が続いています。もとはと言えば、市川海老蔵好きのミーハー心から始まった歌舞伎観劇ですが、今回は中村勘三郎さんを観に行ってきました。
昼の部は宮藤官九郎さん、夜の部は野田秀樹さん演出の演目があることもあり、歌舞伎座の前はものすごい人、人、人……。こういうとき、お着物を着ていらっしゃる方を見ると、やはりいいなぁと思ってしまいます。
私は夜の部を観たのですが、野田秀樹さん演出の「鼠小僧」は本当に面白く、笑いっぱなしの1時間半。今まで見た歌舞伎とはまったく違う印象で、舞台の間ずっと動き回り、茶目っ気たっぷりの勘三郎さんに、本当に感激してしまいました。

重んじるべき伝統がたくさんあるであろう(私たちには想像がつかないくらいに)歌舞伎の世界で、新しい感覚で若い人たちの気持ちをも惹きつけるものを作っていく……その大変さと楽しさを感じながら作っていらっしゃる方々が、舞台の裏側にたくさんいるのだろうなとつくづく感じました。
eyecoでご紹介している商品の中にも、伝統を守りながら、現代の私たちが使いやすいように工夫されているモノがあります。
たとえば「ラインホルトキューン メガネケース」。

こちらは今から約1世紀前、1910年にドイツで創業された、世界最大のメガネケースメーカー「ラインホルトキューン社」のもの。
繊細で精密に施された刻印、メガネをやさしく包みこむようなフォルムとベルベットの内張り。機械では加減が難しい、ケースの開け閉めや手に持った時の感触……高い技術をもつ職人さんたちが、伝統を守りつつ手仕事で丁寧に作っているからこその品質です。eyeco冬号で久々の登場ですが、今回はeyecoオリジナルの限定カラーを作っていただきました
メガネをかけている男性にプレゼントしても、喜ばれそうです。
もちろん国内にも、誇れるアイテムが色々あります。
「こだわりの茶葉ポット」は、私もMDリーダー西澤も愛用する一品。

有田焼独特の透明感ある白さ、ふっくらかわいい丸みを帯びたデザインで、ポットの中で茶葉がジャンピングするよう考えられています。茶こし部分はお茶っ葉が詰まらないようにたっぷり大きく、その穴は専門の職人さんがひとつひとつ、手で開けているそう。
私は購入してから5年近くたちますが、日本茶、中国茶、紅茶、ハーブティ、、、と、お茶が大好きなので、暮らしの中で常に愛用している商品です
もうひとつご紹介したいのが「陶珍」。

こちらは伊賀焼きの器。ただのお茶椀ではなく、現代の暮らしでは常識の冷凍ごはんを美味しくふっくら温めたり、最近はやりの蒸し料理が手軽にできる優れもの。
気孔がたくさんあり、遠赤外線効果のある伊賀焼きだからできる、今の時代に合った使いやすい一品。忙しい毎日に取り入れたくなります。
「ただ歴史を守るのではなく、今の生活に使いやすく、かわいがられるようなモノ作りがしたい」と、陶珍を生んだ長谷さんは語ってくれています。
どんなモノにも、作られた背景や作った人の思いがあります。現代までに形を変えてきたもの、そして何年後かに形を変えているものもあると思います。年末までは慌ただしい日々だけれど、暮らしの中で使っているモノを大切に磨いたり、感謝したり……ということを、ちょっとしてみようかなと思った週末でした。